旧司法試験のニ次論文試験会場で見たもの

F4AF7306-0E2E-4743-B630-1F61E9103DC9.jpeg


泉野塾 塾長です。

自宅待機が続きますね。

モチベーションを保つのが大変になってきた頃かと思います。

 思い出話を書きます。私にとっては懐かしくちょっとほろ苦いものです。

若い頃に司法試験を受けたことがあります。

時代的には旧司法試験の合格者が500人くらいの頃で、それはもう大変な難関試験でした。50倍くらいの倍率で、二次択一試験に受かるだけでも平均で5、6年かかり、最終合格者の平均年齢は、30歳弱ぐらいでした。

自民党の元総裁の谷垣さんも首都圏の私立中高一貫校から東大文Iに現役合格していますが、司法試験では7浪したはずです。

今から思うとかなり軽い気持ちで勉強を始め、2ヶ月ぐらいで一発で二次択一試験を突破した時は、自分でも驚きましたし、意外とちょろいなみたいな(笑)

2ヶ月後の論文試験のための勉強など全くしてなかったので泥縄でやりましたよ。

当時は法律科目以外に教養科目の選択があり、私は心理学を選びました。

もちろんやる暇は全くなく、試験の前日にゴツい心理学の専門書を一冊買ってきて500ページ以上あったと思います。

試験会場のある場所までの特急列車の中、3時間半で全て頭に叩き込みました。今から思えばよく頭に入ったものだと思います。

さて、2次論文試験が始まりまして、他の法律科目は泥縄ですので憲法、刑法以外はまぁ酷いものでした。

心理学の試験前、試験会場で見た光景は今でも目に焼き付いています。たかが教養の選択科目ですよ。私は前日に専門書を頭に一冊叩き込んだ人間です。自信はありました(笑)

そんなわたしが見たものは、私の数倍の専門書あるいはファイルを超速で読んでいると言いますか、パラパラと漫画の様に読んでいると言いますか、そういう人達の姿でした。手抜きの雰囲気はゼロ。

前日に一冊程度頭に叩き込む程度では、お話になりません。自分の薄っぺらさが身に染みました。

天狗の鼻が根元から粉々に砕けました。

世の中にはこれくらい勉強している人がいるんだ

その中でも合格するのはほんの一握りです。

厳しさを味わわせて下さった当時の旧司法試験の受験生の皆様に今でも畏敬の念と感謝の気持ちを持っています。

数パーセントの可能性に夢をかける人たちの熱気は頭がくらくらするくらい感動的でした。

夢を持って挑戦する人と、ただ受かるかな?と思って取り組む人間の違いを私はそのとき見せつけられました。

学習習慣とか自立学習を身につけさせるというのがもてはやされていますが、子供が何も言われなくても机に向かうことで、教育する側が楽をするため、親が安心するために使われていませんか。

小中学生の勉強ならともかく高等教育機関での学習は習慣でするものではなく、明確な目的を持ってするものだという思いを強く持っております。

目的を設定し。諦めずに最後までやり抜く事がどれだけ価値あることかを是非味わってもらいたいという気持ちで精一杯サポートしています。







ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 6

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント